訪問看護ステーションえがお です
- 2019.06.20 Thursday
- 12:00
今月は訪問看護ステーションの最近の活動を紹介します。
毎月、看護ステーション内で勉強会を行っています。先月はケース検討会を行いました。
ご高齢でご自身の意思を表すことが難しいAさんの看護について
話し合いました。
スタッフからいろいろな意見がでました。
スタッフの誰からも「歳だからしょうがないね」といった意見
はきかれず、どうしたらAさんが穏やかに暮らせるか・・・、
Aさんらしくいられるにはこうしたらいいのでは・・・! と
それぞれにAさんのことを考えた意見がきかれ、このスタッフと
いっしょに仕事をしていることがうれしい時間でもありました。
在宅では、その方の死生観も考えながらケアすることも必要です
が、それぞれに考え方があり、正解はありません。
どのようにしていくことがよいか迷うこともありますが、頼もしい
スタッフと支えあいながらすすめています。
もうひとつ今月にあった活動を紹介したいと思います。
毎年、加賀看護学校の看護学生さんの実習の受け入れをしています。1年を通して何グループかに分かれて実習にきます。
今月、第1回目のグループの実習がありました。
実習では訪問看護師といっしょに利用者さまのお宅に訪問させてもらいます。
病院のように医療機器は十分にそろっていない環境で処置をする技術やケアマネジャーやヘルパーなど職種をこえた連携を行いながら看護をすすめていく技術などを学んでいきます。
なにより、お宅に訪問させていただくことで、その人の生活ぶりや人となりを感じることができます。「人を看る」という訪問看護の魅力を感じてくれたらうれしいなと思います。
2020年には訪問看護を必要とする人は100万人を超えると見込まれており、訪問看護師は足りない状況です。訪問看護に携わる方が一人でも多くでてきてくれるといいなと思います。
以上、最近の活動報告でした(^^)/